Q.学校について教えてください。
2017年開校の比較的新しいホテル・ブライダルの専門学校です。姉妹校の東北外語観光専門学校からホテル分野に特化する形で分離独立しました。訪日外国人旅行客が増加し続ける中、多言語に対応できる人材が求められる傾向にあるので、語学教育にも力を入れています。また単なる知識の習得にとどまらず、実践力を養うために視察研修や企業インターンシップも取り入れています。
本校では「その感動を、あなたの喜びに」のコンセプトのもとで、「人の喜びを自分の喜びに感じられる」ような豊かな感性をもった人材を育成しています。
Q.ホテル・ブライダル分野の魅力は何ですか?
ホテルやブライダルの仕事は、ホスピタリティ(おもてなし)の仕事です。お客様に喜んでいただき、感動していただくことが一番の魅力となります。ホテルというと、つい建物や設備に目が行きがちですが、実際、お客様は働いている人を見てまた利用するかどうかを判断します。そのお客様の喜びが、自分の喜び・幸せとして感じられる世界です。ホスピタリティ精神が溢れる教師が在籍していますので、学んでいくうちに自然とおもてなしの心が身につくと思います。
Q.普段の生活の中で心がけていることや大切にしていることを教えてください。
人との出会いやできごと、全てのことに感謝する気持ちを忘れないように心がけています。「ありがとう」の一言は、思っているだけでは相手に伝わりません。きちんと口に出し、相手に伝えるようにしています。
Q.専門学校でどのように成長してほしいですか?
自分で考え、判断し、行動できる人になってほしいです。実習に行った後には、振り返りとして報告会の場を設け、一人一人が視察現場での気づきを発表しています。これは、実習で得たことを受け取るだけでなく、感じたことを相手に伝える「自己発信力」を鍛えるために実施しています。学生には人前に立って、自分の意見を話せるようになってもらえたら嬉しいです。
Q.印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
視察研修でとあるホテルを訪れた時のことです。そこで働く本校の卒業生が、学生を前に自分の夢や学生のうちに取り組むべきことを話してくれました。在学中、尊敬する先輩に近づくため、持ち物や行動を真似しながら努力を積み重ねていたそうです。堂々と話す姿を見て、非常に感動しました。
Q.これから、この専門学校を目指す高校生にアドバイスがあればお願いします。
立派なホテルが一流のホテルとは限りません。そこで働いている人が大切なのです。人が人を呼べる魅力的なホテルの一員になるため、自分磨きをしておいてください。人と関わる仕事なので、コミュニケーション能力を高めるような語学の勉強がおすすめです。
知識やスキルの習得は学校でもできますが、魅力的な人になれるよう、日頃から様々なことに興味を持ち、感性を豊かにするための行動をしましょう。人それぞれ、アプローチが違ってもかまいません。芸術作品に触れたり、旅行に行ったりして、自分が感じたことを日記につけることも一つの方法です。
ホテリエの第一歩を踏み出されることを期待しています。
千葉 直樹(チバ ナオキ)先生