Q.担当している授業の内容を教えてください。
IT業界では、プログラミングやセキュリティはもちろん、AI、IoT、ビッグデータなど、システム開発者に求められる能力が日々、変化しています。プログラミングをはじめとする実務能力と、スキルを証明する資格取得の両立を目指した授業を行っています。特にAI関係は、まだ技術者が少ない上に急成長が見込まれる分野です。これからの時代はAIを使いこなせる人材が求められるため、実務的なAI課題をチームで解決できるような演習を行っています。
Q.現在の専門分野を目指したきっかけは?
私がこの分野を目指したきっかけは、iPodなどのMP3プレーヤーの登場でした。音楽が好きで、それまではCDを持ち運んで聴いていましたが、その生活が大きく変化しました。その出来事が衝撃的で、同時にこれからはITを知っておいた方がよさそう!と感じたことを覚えています。ITは現在、スマートフォンやIoT、DXやAIと世の中における必要性は日々増しています。その一方で、日本はIT人材が不足している状況です。私たちは、これからの時代で活躍できるIT人材を育成していくことが使命だと考えています。
Q.学生に教える上で心がけていることを教えてください。
IT技術は身近に多く存在しますが、普段は目にすることがないものや、イメージしにくいものも少なくありません。学生がイメージしやすいように、図式を使うことや、たとえ話をまじえながら説明をしています。また、その技術が日常のどのようなシーンで使われていて、なぜその技術が必要なのか説明することで、単なるキーワードとしての知識とならないようにしています。さらに、IT技術の変化は速いため、私自身が幅広くアンテナを張り、世の中のトレンドを学生に伝えられるように心がけています。
Q.印象に残っているエピソードを教えてください。
さまざまな学校行事でたくさんの思い出がありますが、その中でも特に印象に残っているのは、私の誕生日のサプライズパーティーです。授業が終わってすぐに準備してくれたようで、教室に行くと教室内がデコレーションされて、パーティー会場になっていました。教室に入ると同時にクラッカーがたくさん鳴ったので、他の授業中のクラスには申し訳ないと思いました(笑)。でも、授業の合間を縫って、そこまで自分たちで準備してくれたことは嬉しかったですし、感謝しています。
Q.これから専門学校を目指す高校生にアドバイスをお願いします。
ITは私たちの日常の中にあり、生活するにあたって、なくてはならない存在です。今、世の中はIT人材を必要としていますし、今後もそれは変わることがないと考えています。これからの時代を築くのは皆さんの世代です。必要とされるスキルを身につけて、より便利で快適な社会をつくってください!活躍しましょう!私たちは、そのやる気を全力でサポートします!
渋谷 恭兵(シブヤ キョウヘイ)先生